演歌は、昭和の時代に黄金期を迎えた「日本のソウルミュージック」です。
日本の情緒を独特の歌唱法で表現します。
歌唱法と音階
演歌を演歌たらしめているのは、西洋音楽とは異なる日本古来の音楽的要素です。
-
こぶし(唸り): 音を揺らしたり、装飾音を加えたりする独特の節回しです。これによって、言葉に深い情念や力強さを込めます。
-
ヨナ抜き音階: 西洋のドレミファソラシのうち、4番目(ファ)と7番目(シ)を抜いた5音(ドレミソラ)で構成されるメロディが多用されます。これが、日本人にとってどこか懐かしく、仄暗さと哀愁を感じさせる響きを生みます。
歌詞に込められた「情念」
演歌の歌詞には、日本人の伝統的な価値観や特定のキーワードが頻繁に登場します。
-
キーワード: 「海」「酒」「涙」「女」「雨」「北国」「故郷」などが代表的です。
-
テーマ: 報われない恋(忍ぶ恋)、義理と人情、別れの辛さ、故郷への想いなど、日本特有の侘び寂びやウェットな感情が描かれます。
日本独自の音階と「こぶし」という高度な歌唱技術を使い、人情や郷愁や哀愁といった日本人の心を歌い上げる楽曲が「演歌」です。
以下、「演歌」および「演歌寄りの歌謡曲」を歌うアーティスト一覧です。ポップス寄りの歌謡曲は「歌謡曲」へ。