ダンス・ミュージックとは?
ダンス・ミュージックとは、文字通り「踊るために作られた音楽」の総称です。
メロディよりもリズム(ビート)が重視され、身体を動かしたくなるような一定のテンポやノリ(グルーヴ)を特徴としています。
古くは民族舞踊や社交ダンスのための音楽から始まりましたが、現代ではクラブやディスコ、フェスティバルで流れるエレクトロニックな楽曲を指すことが一般的です。
3つの大きな特徴
ダンス・ミュージックを形作る主な要素は以下の通りです。
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反復するビート: 短いフレーズや一定のドラムパターンを繰り返すことで、聴き手をトランス状態や高揚感へと導きます。
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物理的な重低音: 体で振動を感じるようなベースやキック(バスドラム)の音が強調されており、スピーカーから出る音圧そのものを楽しみます。
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身体性: 歌詞を読み解くよりも、音に合わせてどう動くか、どう感じるかという直感的な反応が重視されます。
時代とスタイルの変遷
ダンス・ミュージックは、その時代の最新テクノロジーや流行と密接に関わっています。
| 時代 | 主なジャンル | 特徴 |
| 1970年代 | ディスコ | 華やかなストリングスと、踊りやすい「4つ打ち」ビートの誕生。 |
| 1980年代 | ハウス / テクノ | シンセサイザーやリズムマシンを使った電子音楽の黎明期。 |
| 1990年代 | ユーロビート / レイヴ | 日本のパラパラブームや、巨大倉庫でのダンスパーティーが流行。 |
| 2010年代 | EDM | 派手な演出を伴う巨大フェスが世界中で主流に。 |
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