オルタナティブ・ロック(Alternative Rock)は、1980年代から90年代にかけて爆発的に広まった、「主流ポップスや産業ロックに対する、もう一つの選択肢(代わりとなるもの)」という意味を持つジャンルです。
特定のサウンドを指すというよりは、「既存の型にはまらない」「(商業的成功よりも)自分たちのやりたい音楽を追求する」という精神性(アート志向)を表す言葉として使われます。
主な特徴
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非伝統的なサウンド: きらびやかな商業ロックとは異なり、あえてノイズを混ぜたり、変則的なコード進行を使ったりと、実験的なアプローチを好みます。
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歌詞の内省: 華やかな恋愛よりも、孤独、不安、疎外感といった、よりパーソナルで深いテーマを扱う傾向があります。
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静と動の対比: 小さな音で淡々と歌う部分と、サビで一気に爆発するような激しい演奏を組み合わせるスタイル(静・動のダイナミズム)が多くのバンドに見られます。
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多様なルーツ: パンク、フォーク、サイケデリック・ロックなど、多様な音楽的背景をミックスして独自のスタイルを築いています。
90年代の「逆転現象」
もともとは「売れ線の音楽(メインストリーム)」への反発から生まれたアンダーグラウンドな音楽でしたが、1991年にニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」の世界的ヒットに見られるように、「オルタナティブこそがメインストリーム」という逆転現象が起こりました。
現在では、ロックそのものが非常に多様化しているため、広い意味で「現代的なロック」を指す言葉としても使われています。
以下、日本のオルタナティブ・ロック・アーティスト一覧です。