「ジャズ」は、20世紀初頭にアメリカのニューオーリンズで誕生した音楽ジャンルです。アフリカ系アメリカ人のリズムやブルースと、ヨーロッパの楽器や和声(ハーモニー)が融合して生まれました。
その最大の特徴は「自由」と「対話」にあり、現代のあらゆるポピュラー音楽に多大な影響を与えています。
ジャズの最大の特徴
ジャズを他のジャンルと区別する決定的な要素は主に2つあります。
-
即興演奏(アドリブ): 楽譜通りに演奏するのではなく、その場のひらめきでメロディを作り替えて演奏します。同じ曲でも、演奏者やその日の気分によって全く異なる演奏になるのがジャズの醍醐味です。
-
スウィングのリズム: 独特の跳ねるようなリズム感(グルーヴ)のことです。「ズチャ、ズチャ」という裏拍を強調したリズムが、聴く人を自然にスウィングさせます。
時代とともに変わるスタイル
ジャズは常に進化を続けており、時代ごとに異なるスタイルが生まれています。
-
スウィング・ジャズ(1930年代): 大人数の「ビッグバンド」による華やかなスタイル。当時は大人気のダンスミュージックでした。
-
ビバップ(1940年代): 少人数の編成で、より速く、より複雑なコード進行で演奏するスタイル。ダンスのための音楽から「座ってじっくり聴く芸術」へと変化しました。
-
クール・ジャズ / モダン・ジャズ(1950年代): 洗練された落ち着きのあるサウンド。ビル・エヴァンスやマイルス・デイヴィスなどが活躍し、日本でも非常に人気があります。
-
フュージョン(1970年代〜): ロックや電子楽器(シンセサイザー)を取り入れた、ジャンルを超越したスタイルです。