プログレッシブ・ロック(Progressive Rock)(通称「プログレ」)は、ロックを「鑑賞するための芸術」へと高めるべく、クラシックやジャズの要素を取り入れ、複雑かつ壮大に進化させた音楽です。
※Progressive=進歩的な
誕生の背景
1960年代後半のイギリス、当時のロックは「若者のダンス音楽」や「3分間のポップソング」が主流でしたが、「ロックという楽器編成を使って、より高度で、より知的な芸術作品を作れるはずだ」と考えたミュージシャンたちが、その境界を押し広げました。
主な特徴
プログレは、通常のロックの常識を次々と打ち破る特徴を持っています。
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楽曲の長大化: 1曲が10分、20分を超えることは当たり前で、LPレコードの片面すべて(約20分以上)を使って1曲とする場合もあります。
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複雑な拍子と構成: 4拍子のような単純なリズムではなく、5拍子や7拍子といった「変拍子」を多用します。また、曲の途中でテンポや雰囲気が劇的に変わる組曲形式が好まれます。
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最新楽器の使用: 当時最先端だったシンセサイザーや、オーケストラの音を再現する「メロトロン」といった電子楽器をいち早く取り入れました。
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コンセプト・アルバム: アルバム全体で一つの物語や、哲学的なテーマを描き出す手法が確立されました。
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超絶技法: クラシックやジャズの教育を受けた者も多く、楽器の演奏技術はロック界でも最高峰と言われます。
他のジャンルとの違い
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ハードロックとの違い: ハードロックが「エネルギーの爆発」や「肉体的なノリ」を重視するのに対し、プログレは「構築美」や「知的な刺激」を重視します。
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ニュー・ウェイヴとの違い: プログレが「技術と複雑さ」を追求したのに対し、その後のニュー・ウェイヴは「シンプルさと新しい感性」を求めてアンチ・プログレの姿勢をとることもありました。
以下、プログレッシブ・ロックジャンルの邦楽アーティスト一覧です。