「湘南サウンド」は、神奈川県の湘南エリア(茅ヶ崎、藤沢、鎌倉など)の風土や文化から生まれた、海や夏をテーマにした音楽の総称です。
1960年代から現代に至るまで、時代に合わせてその形を変えながら受け継がれています。
湘南サウンドの変遷と代表アーティスト
時代ごとに、その中心となるスタイルが変化してきました。
| 時代 | 特徴 | 代表的なアーティスト |
| 1960年代 | エレキ・ブームの到来。茅ヶ崎出身の「若大将」による、サーフ・ロックの影響を受けたサウンド。 | 加山雄三 |
| 1970年代〜 | 湘南ロックの確立。より情緒的で、地元に根ざした歌詞の世界観が爆発的に支持されました。 | サザンオールスターズ |
| 1980年代〜 | 夏・海・リゾート。シティ・ポップの流れも汲んだ、爽快でパワフルな夏の定番サウンド。 | TUBE、ブレッド&バター |
| 2000年代〜 | レゲエ・ヒップホップとの融合。湘南エリアのストリート文化と結びついた現代の湘南サウンド。 | 湘南乃風 |
ロック、ポップス、フォーク、レゲエなど、アーティストによってスタイルは様々ですが、共通して「湘南の空気感」をまとっています。
夏の太陽のような明るいメロディの一方で、夏の終わりや波の音を感じさせるような、どこか切ない「いなせ」なメロディも特徴です。
文化的背景
湘南サウンドは、アメリカの西海岸文化(サーフィンやホットロッド)への憧れと、日本の情緒が混ざり合って発展しました。
このエリアに住むミュージシャン同士の交流も盛んで、単なる流行歌ではなく「ライフスタイルそのものを表現する音楽」として定着しています。