ニュー・ウェイヴ(New Wave)は、パンク・ロックの衝動を受け継ぎつつ、よりアートで実験的、そしてポップに進化した音楽ムーブメントです。
1970年代後半、シンプルで過激なパンク・ロックが大流行しました。しかし、パンクが商業化・定型化していく中で、パンクの「誰でも自由に音楽をやっていい」という精神は維持しつつ、「もっと複雑で新しい音を作ろう」と考えるアーティストたちが現れました。これがニュー・ウェイヴの始まりです。
主な特徴
ニュー・ウェイヴは特定の「音」というよりは「姿勢」を指すため、非常に多様ですが、共通する特徴がいくつかあります。
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シンセサイザーの多用: 当時普及し始めた安価なシンセサイザーやドラムマシンを積極的に取り入れ、近未来的な電子音を融合させました。
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脱ブルース: それまでのロックの基本だった「ブルース」の影響をあえて排除し、硬質でカクカクとしたリズム(チョッピー・リズム)や、無機質なメロディを好みました。
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多様なジャンルの融合: レゲエ、スカ、ファンク、ディスコ、民族音楽など、ロックの枠にとらわれない要素をミックスしました。
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ビジュアルとファッション: MTV(音楽番組)の普及とともに、派手なメイク、奇抜な髪型、アート性の高いミュージックビデオが重要視されました。
日本への影響とその後
日本では、シンセサイザーを前面に出した「テクノポップ」と密接に関係しながら独自の発展を遂げました。
1980年代半ばになると、ニュー・ウェイヴはメインストリームに完全に飲み込まれ、ジャンルとしての境界は曖昧になりました。
しかし、その「実験精神」や「電子音の使い方」は、現代のオルタナティブ・ロックやシンセ・ポップ、ダンス・ミュージックの中に今も深く息づいています。
以下、ニューウェブジャンルの邦楽アーティスト一覧です。